2018「Best Tracks 40」

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今年はアルバム単位での音楽をあまり聴く時間が取れなかったのでベストトラックのみです。インターネットで聴ける範囲での選出にしましたので、お正月休みの暇なときにでも見ていただければ幸いです。



40.King&Prince「シンデレラガール」

今年デビューしたキンプリのデビュー曲。久々にジャニーズで良いグループの良い曲に出会えた感ありました。ちなみにカップリングのFunk It Upも良くてビビりました。


39.Kizuna AI「Hello,Morning Pa'z Lam System Remix」

AIアイドルことKizuna AIの曲のパズラムリミックス。パズラムのリミックスの時点で悪いわけが無いと思ったがその通りでした。


38.カネコアヤノ「祝日」

シンガーソングライターカネコアヤノの新作から1曲。彼女の魅力でもある目にフォーカスを当てた斬新なMVは繊細で真っ直ぐに歌う彼女とマッチしていてとても良いです。


37.VaVa「Virtual Luv feat.tofubeat」

この2人が組んで駄作になるわけないよね賞ですね。トラックが夜に似合うし、トーフさんタクシー乗ったら間違いないし、2人ともオートチューン好きすぎだし最高だ(語彙力)


36.赤い公園「消えない」

惜しくも今年解散してしまったアイドルネッサンス石野理子をボーカルに迎えての新曲。いやこんな素晴らしい化学反応起こすとかマジですか。ぶっちゃけ前より好みに仕上がってて個人的には良かったです。


35.欅坂46アンビバレント

欅坂7枚のシングル。最初のシングル以降あまりピンと来なかったけど久々に良いと思いました。でもやっぱり圧倒的平手感がまだ拭えない感じもあるし、それはそれで良いのかなとか色々考えますね。体調早く治りますように。


34.フランシュシュ「徒花ネクロマンシー」

アニメ「ゾンビランドサガ」のOP。声優陣で歌っているこのOP以外にも良い曲はあるんですけど何回も聴いたのでこれにしました。アニメまだ観てない方ぜひ。


33.ザ・おめでたズ「三途のリバーサイド」

5MC+1DJお盆と正月を一緒に持ってくるラップバンドことおめでたズの新曲。おめでたズこの曲で一気に来そうな感じあったのに~!それでも凄い好きですけど。"草木も踊るナイスな時間帯"とかフレーズがいちいち大好きです。


32.校庭カメラガールドライ「Harbor」

メンバー変更後初となるコウテカ3の新作から1曲。最早アイドル枠として見れないくらいのラップの完成度、曲の良さ、謎のハングルラップ全部ひっくるめて実験的だし面白いです。今後何をやらかしていくのかとても楽しみです。


31.SWARRRM「ここは悩む場所じゃ無い」

孤高にして至高のグラインドコアバンドSWARRRMの新作から1曲。これはもうジャンルうんぬんとかそういう枠を越えてある意味でグラインドコア、激情ハードコアの最高達ではないのかと思わされるほど人間臭いものがある。久々にハードコアで興奮しました。


30.The Greatest Showman Cast「The Greatest Show」

映画「グレイテスト・ショーマン」のテーマ曲。映画もさることながらミュージカル映画は曲も良いっすね。歌の一言目の"これがあなたの求めていたものだ"は間違いなくそうだなと納得。


29.Homecomings「Songbirds」

映画「リズと青い鳥」の主題歌にも使われたホムカミの新曲。HURTSといい本当にホムカミは映画のエンドロールが似合うような曲を作るの上手いから最高っすね。


28.BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」

今年K-POPYouTube再生回数1位らしいですね。BOOMBAYAH以来のヒットでサビも耳に残る韓国らしいサウンドになってます。推しはLISAちゃんです。


27.Masion book girl「レインコートと首の無い鳥」

全曲サクライケンタが手掛ける変拍子アイドルことブクガの新譜から1曲。もうそろそろ爆発的に売れても良いのでは……。


26.さとうもか「Lukewarm」

岡山県のシンガーソングライターさとうもか氏の新譜から1曲。恋をしたときにダメになる人間の部分を歌っている唄という。独特なメロディーにジャズ感もあって良かった。来年更に飛躍しそうな1人。


25.D.A.N「Chance」

クラブミュージックとロックの融合しているかのような1曲。後半につれて浮遊感とトランスっぽいサウンドになっていくのが特徴。ロンドンでのライブも成功したみたいなので、どんどん世界に挑戦していって欲しいです。


24.神門「漫才」

久々の新譜からの1曲。"13年間と走り書くと瞬間に見えんねん"この人のラップは人間臭さとか生々しさがあって好きです。


23.IZ*ONE「La Vie en Rose」

PRODUCE48改め12名選抜されてIZ*ONEとなってアルバムから1曲。K-POPサウンドをそのままにEDMっぽくもあり来年も楽しみです。推しはキム・チェウォンちゃんです。


22.Curve「hundred miles」

国内最高峰のエモーショナルバンドで日本の宝ことCurveの新曲。これが評価されないのはおかしい。もっと有名になってくれ。


21.KID FRESINO「Coincidence」

バンドサウンドに笑顔で走る佐々木…最高…ってなりますね。彼はもうヒップホップっていう枠から飛び出して色々とやってくれそうな感じがあって更に目が離せないです。


20.PassCode「Ray」

メジャー3rdシングルから1曲。相変わらずエレクトロコアを一貫してやり続ける姿勢すこ。そしてワイの推し(ちゆな)が可愛いから見てくれ。


19.SUSHIBOYS「8月32日

まるで僕夏のバグを連想させるかのような夏休みが終わってほしくない最高のタイトル。"青春は時速20キロ"や"女子高生見て光合成"みたいな最高すぎるフレーズ沢山あるけど、エビテンス君脱退は本当に残念だ…。


18.JABBA DA FOOTBALL CLUB 「i&i」

OMAKE CLUB所属のジャバの新曲。青臭いサウンドにストレートな歌詞でジャバの新しい1面が見れたし、この路線は最高すぎた。"オレはオレのままで、お前はお前のままで最高だから大丈夫''


17.Nulbarich「ain't on the map yet」

おしゃれ番長ナルバリッチの2ndアルバムから1曲。今年もナルバリッチの曲にハズレなしって感じでした。もう知らない人も少なくなってきたのでは?


16.長谷川白紙「草木」

19歳現役大学生シンガーソングライターの1st ep。ジャズ、ブレイクコアを下地とした何とも説明しにくい新時代のポップス?かなと。最近の若者は凄いっすね。


15.SIRUP「LOOP」

大阪のシンガー&ラッパーの2nd epから1曲。歌とラップを行き来する器用さとメロウでお洒落な楽曲
が最高。


14.BOL4「Travel」

韓国の音楽ユニットであるポルパルガンサチュンギのミニアルバムから1曲。この夏凄い聴かせてもらった。今年は日本初コンサートということもあり来年からの活躍も楽しみにしてます。


13.PRODUCE48「PICK ME」

日韓合同プロジェクトであるPRODUCE48のテーマ曲。センターは日本の宮脇咲良が務めている。1度聴くと耳から離れないフレーズやリズムは流石は韓国だなぁと。


12.MØ「Blur ft.Foster The people」

forever Neverlandっていう最高のタイトルのアルバムから1曲。ジャケット見て可愛いな~って思って聴いたら良くて、やっぱりジャケット気にする感覚大事。


11.88RISING「Midsummer Madness ft.~」

アジアの今ヤバいレーベルこと〈88RISING〉から夏のアンセンム。Joji、Rich Brian、Higher Brothers、AUGUST 08らが参加していて、この夏はよく聴きました。


10.Childish Gambino「This is America」

今年海外でバズったMVの1つ。陽気なイントロから始まり、ギターを弾いていた黒人をガンビーノが銃で頭部を撃ち抜き「これがアメリカだ」だという衝撃な始まり方をする。Twitter上でも様々な憶測を生んでおり、1週間で1億再生されるとんでもないMVになっている。他にもアメリカの実像が描かれている部分が沢山散りばめてある。


09.宇多田ヒカル「初恋」

「First Love」から約20年、原点回帰とも思わされるタイトル「初恋」。相変わらずリズムの取り方が難しいし、どう考えたらこんな曲作れるの?って思わされる。彼女の´2度目の初恋´は終わりでもあり始まりでもある。


08.星野源「Pop Virus」

前作から3年振りの新作から1曲。また年末に放り込んでくる辺り流石だなぁと。出だしの´音の中で君を探してる´から買って良かったと思わされるレベルでした。年末にとんでもないウィルスにかかってしまったなぁ。


07.The 1975「Sincerity Is Scary」

今年リリースされたアルバムから1曲。フロントマンのマシューが歌って踊るミュージカル仕立てのMVにブラックミュージックがしっくり合うが歌詞は恋愛事情というMVのハッピーさとは程遠い内容なのもThe 1975らしいのかな。


06.STUTS「Changes feat.JJJ」

今年リリースされたアルバムからラストの1曲。フレシノが赤ん坊を抱くところ、Febbと同じ場所に立つJJJが交互に映し出されたり、終わりある命と始まる命のエモーショナル具合が凄いし今年1年を振り返る1曲になっているのかなと。


05.RIRI「That's My Baby」

18歳R&BシンガーRIRIの1stアルバムから1曲。いやいや凄い才能の18歳の子が出てきましたね。2018年は安室奈美恵の引退がありましたが、次はRIRIちゃんの始まりだと思ってます。忽那汐里感ある感じも好きです。


04.King Gnu「It's a small world 」

常田さん率いるオシャレisオシャレのミクスチャーロックバンドKing Gnuの来年発売の2ndフルアルバムから1曲。ワンカットで井口さんが踊っている世にも珍しいMVなんですが歌詞も素晴らしいです。´君の世界に僕も生きられるなら、それは素敵な事でしょう?´大人になんてなりそびれたままでいいの´って普通にイケメンかよってなりました。


03.tipToe.「blue moon.」

等身大センチメンタルアイドルことtipToe。間違いなく今年のアイドル界隈を代表する1曲だと思います。イントロのピアノから鳥肌ものだし、MVでは顔を敢えて写さずダンスを魅せるという音楽的にも映像的にも攻めてます。´月がきれいすぎるから、僕らはプールに飛び込んで ダンスを踊った ダンスを踊った 僕らダンスを踊った 君がきれいすぎるから、明日なんてどうでもよくなって ダンスを踊った 僕らダンスを、月の下で´ このサビに何回もヤられました。


02.折坂悠太「平成」

鳥取出身で千葉在住のシンガーソングライター折坂悠太の1stフルアルバムから1曲。平成元旦生まれの彼が平成という時代に向き合って出来た1曲です。独特な歌唱法で自分という媒体を通して発せられる折坂さんの声はオリジナルそのもので唯一無二。平成最後の年にこの音楽を聴くことが出来て良かったです。


01.伊藤万理華「はじまりか、」

乃木坂46のメンバー伊藤万理華の乃木坂での最後の作品。彼女は乃木坂に入ってから卒業するまでの時間と自分の思いを歌にしています。選抜に選ばれないもどかしさ、ファンへの感謝、メンバーへの敬意と感謝を述べています。飾らない彼女の言葉そのままだから心に刺さるものがあり、唯一無二の彼女にしか歌えないものだと思いました。彼女のファンで良かったと改めて思いました。今年これ以上のものに出会えなかったです。「はじまりか、」の、は新しい人生のスタートだと思うので、これからも頑張って下さい。


今年も良い音楽が沢山聴けて幸せな1年でした。

「ボヘミアン・ラプソディ」は究極の孤独であり究極の愛

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今思えば幼い時から車の中でカセットテープをよく聴かされていた音楽の1つがクイーンであり、知らず知らずのうちに口ずさんでいたことを思い出す。
リアルタイムを生きてきた人間では無いので思い入れも無いしそもそも誘われていなければ観ていなかったであろうこの映画が本当に素晴らしくて忘れないうちに書き記そうと思う。

物語としてはフレディ・マーキュリーという人間が亡くなるまでにどういう人生を歩んできたかという伝記映画だ。私は彼の音楽は知っていてもバックグラウンドはエイズで亡くなったこと以外は全く知らなかった。

クイーンの魅力といえばまず圧倒的な楽曲の良さ。それが劇中大きな音で聴ける時点で来た甲斐があったと言ってもいいくらいだ。

それと楽曲作成の裏側やフレディとバンド内、家族、恋人との人間関係、マイノリティである性、彼の孤独とその隙間を埋めようとする愛、それが映画の中では現されていると思う。多少都合が良いように再現されている部分は勿論あると思うが、それは伝記映画なのだから何も言うまい。

ファルーク・バルサラがフレディ・マーキュリーになろうとしたように、ラミ・マレックフレディ・マーキュリーになろうとしたのが重なる部分があった。ライブでの1つ1つの動きや癖を完全に自分のものにしていてとんでもなく練習したんだろうと感じたし、他のメンバーの俳優陣も素晴らしかったとしか言いようがない。

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ライヴ エイド
【1億人の飢餓を救うというスローガンの下、アフリカ難民救済を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート】

このイベントに参加していなければ解散していたと語ってるくらい重要なライブだ。本当に再現率に
ただただビックリでした。演じているというより憑依されているような感じ。また映画館で観たい。

映画はwe are the championsが終わって終了。そこから亡くなるまでの6年間、フレディの最後の恋人であったジム・ハットンとの7年間は本が出ているので興味ある人は読んでみて下さい。

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余談ですが、この映画を通して若い人達がクイーンを再評価、またLGBTエイズなどのことに関心を持ってくれると嬉しいです。僕はクイーンがきっかけで色々知ることが出来ました。

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フレディ、君は伝説だ----


'俺達'さ----