「ボヘミアン・ラプソディ」は究極の孤独であり究極の愛

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今思えば幼い時から車の中でカセットテープをよく聴かされていた音楽の1つがクイーンであり、知らず知らずのうちに口ずさんでいたことを思い出す。
リアルタイムを生きてきた人間では無いので思い入れも無いしそもそも誘われていなければ観ていなかったであろうこの映画が本当に素晴らしくて忘れないうちに書き記そうと思う。

物語としてはフレディ・マーキュリーという人間が亡くなるまでにどういう人生を歩んできたかという伝記映画だ。私は彼の音楽は知っていてもバックグラウンドはエイズで亡くなったこと以外は全く知らなかった。

クイーンの魅力といえばまず圧倒的な楽曲の良さ。それが劇中大きな音で聴ける時点で来た甲斐があったと言ってもいいくらいだ。

それと楽曲作成の裏側やフレディとバンド内、家族、恋人との人間関係、マイノリティである性、彼の孤独とその隙間を埋めようとする愛、それが映画の中では現されていると思う。多少都合が良いように再現されている部分は勿論あると思うが、それは伝記映画なのだから何も言うまい。

ファルーク・バルサラがフレディ・マーキュリーになろうとしたように、ラミ・マレックフレディ・マーキュリーになろうとしたのが重なる部分があった。ライブでの1つ1つの動きや癖を完全に自分のものにしていてとんでもなく練習したんだろうと感じたし、他のメンバーの俳優陣も素晴らしかったとしか言いようがない。

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ライヴ エイド
【1億人の飢餓を救うというスローガンの下、アフリカ難民救済を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティーコンサート】

このイベントに参加していなければ解散していたと語ってるくらい重要なライブだ。本当に再現率に
ただただビックリでした。演じているというより憑依されているような感じ。また映画館で観たい。

映画はwe are the championsが終わって終了。そこから亡くなるまでの6年間、フレディの最後の恋人であったジム・ハットンとの7年間は本が出ているので興味ある人は読んでみて下さい。

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余談ですが、この映画を通して若い人達がクイーンを再評価、またLGBTエイズなどのことに関心を持ってくれると嬉しいです。僕はクイーンがきっかけで色々知ることが出来ました。

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フレディ、君は伝説だ----


'俺達'さ----